名前 | ベスブ石 / Vesuvianite |
分類 | 珪酸塩鉱物 |
グループ | |
化学組成 | Ca10(Mg,Fe)2Al4(SiO4)5(Si2O7)2 |
結晶系 | 正方晶系 |
硬度 | 6.5 |
比重 | 3.35-3.45 |
屈折率 | 1.70-1.75 |
色 | 緑色、黄色、茶色、紫色、多色、黒褐色(マンガノ) |
光沢 | ガラス光沢 |
劈開 | なし |
断口 | 貝殻状 |
条痕 | 白 |
ベスブ石(ベスビアナイト)は宝石のようでたいへん魅力的な鉱物です。名前を聞いただけでその由来がベスビオ火山と思われる方が多いようでが、古代都市エルコラーノやポンペイを一瞬にして埋め尽した火山であまりにも有名です。(1795年にこの火山から発見されました。)この鉱物は石灰岩の接触変成作用でできる鉱物で多くの珍しい鉱物を伴うことが多いようです。 結晶は四角形の対称クラスで頭は角錐をしています。柱面がなくはガーネットに似る場合ありますが判別は比較的しやすいそうです。南アフリカのカラハリマンガン地帯から稀産種のマンガンを含んだ黒褐色の結晶が、カナダのケベックからはクロムを含んだたいへんきれいな紫色の結晶が出ています。カルフォルニアからもカルフォルニア石と呼ばれるきれいな結晶が出ています。 主な産地は、ケベック、カルフォルニア州、ニューイングランド、ウラル山脈、ベスビオ火山、スイス、南アフリカ等。 ●マンガンベスブ石について(Manganvesuvianite) |
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