名前 | 轟石 / Todorokite |
分類 | 酸化鉱物 |
グループ | |
化学組成 | (Mn,Ca,Mg)Mn3O7・H2O |
結晶系 | 単斜晶系 |
硬度 | 1.5 |
比重 | 3.49 - 3.82 |
屈折率 | - |
色 | 黒 |
光沢 | 金属光沢 |
劈開 | 完全 |
断口 | 貝殻状 |
条痕 | 黒 |
日本で最初に発見された新鉱物で後に手稲石の発見者でもある吉村豊文氏(当時北大理学部大助教授)によって1934年に報告されました。ちなみに、手稲石は日本で2番目に発見された鉱物です。轟石はマンガンの鉱物で原産地は北海道余市郡赤井川村轟鉱山です。でマンガンの熱水変質により生成され、色は黒く形状は結晶度の違いによって見かけが大変異なり低いと土状になります。短冊状、繊維状、腎臓状、鍾乳石状で発見され、結晶状態が良いと表面は金属光沢になりきれいな鉱物になります。日本のものは土状が多いようです。深海底にある膨大な量のマンガン・ノジュールはおもに轟石で、将来の資源として期待されています。黒いマンガン鉱の中でも轟石はきれいな鉱物でコレクターにとってもとてもきれいな標本になるでしょう。 |
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