名前 | 黄鉄鉱 Pyrite |
分類 | 硫化鉱物 |
グループ | 黄鉄鉱グループ |
化学組成 | FeS2 |
結晶系 | 等軸晶系 |
硬度 | 6 - 6.5 |
比重 | 5.02 |
屈折率 | |
色 | 淡い真鍮色 |
光沢 | 金属光沢 |
劈開 | なし |
断口 | 貝殻状 |
条痕 | 黒色 |
分布が広くどこでも産出する鉄の硫化鉱物で、産出状態が金と類似性があるため「馬鹿金」などと呼ばれることがあります。大戦前の日本の金政策時代には素人も探鉱しずいぶん間違えたようです。形状はたいへんきれいでおもしろくコレクターにも人気があります。白鉄鉱とは化学式が同じですが別個の鉱物です(同質異像)。白鉄鉱は不安定な鉱物で450度以上ではパイライトに変化しそれらの環境では一切存在しないそうです。黄鉄鉱は産地毎に代表的な形状があり、スペインの滑石を母岩とし表面の滑らかな立方体、ペルーの集形結晶、イリノイの円盤状のほか8面体、5画12面体などがあり数種類集めるのが面白いと思います。産業的には以前は熱したときに発生する亜硫酸ガスから硫酸を生産していたそうですが今は天然ガス井戸からの副産物(H2Sガス)を使用するため使われていないそうです。 |
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