名前 | 雄黄(ゆうおう/おうおう)/雌黄(しおう)/石黄/オーピメント / Orpiment |
分類 | 硫化鉱物 |
グループ | |
化学組成 | As2S3 |
結晶系 | 単斜晶系 |
硬度 | 1.5-2 |
比重 | 3.49 |
屈折率 | 2.8 |
色 | オレンジ色、黄色 |
光沢 | 樹脂光沢 |
劈開 | 完全 |
断口 | 貝殻状 |
条痕 | 明るい黄色 |
名前について:オーピメント(Orpiment)を俗に雄黄または石黄と呼んでいますが、正式には色の濃いものを雌黄(しおう)と呼び、淡いものを雄黄(おうおう)と呼ぶそうです。元来、雄黄は鶏冠石のことで日本でも古来からOrpimentを雌黄、Realgarを雄黄と読んおり、このことは正倉院に残っている漢薬にもこの名前が残っているそうです(木下亀城氏の原色鉱物図鑑より) 雄黄(とりあえずは俗名で)は通常鶏冠石とともに産出する希少鉱物です。実際、この2つの鉱物はほとんど同時に産出します。あまり結晶することは少なく、多くは塊状または皮状をしています。名前がlatin auripigmentum(金色の絵の具)に由来しているように、染料や絵の具として使用されてきました。雄黄は感光性がありますがそのプロセスは大変長い時間を要します。保管にはし強い光を避けケースに入れておくとよいでしょう。 |
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