水マンガン鉱 (マンガナイト) / Manganite
名前 水マンガン鉱 (マンガナイト) / Manganite
分類 水酸化鉱物
グループ
化学組成 Mn3+O(OH)
結晶系 単斜(擬斜方)晶系
硬度 4
比重 4.3
屈折率 1.63
黒または灰色の金属色
光沢 金属光沢
劈開 完全
断口 不平坦
条痕 赤みを帯びた黒
3価のマンガン鉱物でファイトクネヒト鉱(六方晶系/feitknechtite),グラウト鉱(斜方/groutite)と多形体です。斜方晶系の形をした細い柱状の結晶で放射状に伸びることが多く頭の部分は一般的にはドーム状、叉は小さなピラミッド状で鋭くなっていて、縦に条線があります。これらの結晶が束になって、叉は縦欄式配列の形式で集合して塊状となった状態で発見されることが多く、大量に産出した場合は産業的に価値のあるマンガン鉱石になります。酸化して軟マンガン鉱物になっている場合があり識別はむずかしいようですが比較的軽く赤い筋を持つ場合は水マンガン鉱、青みを帯びた筋を持つ場合はそれよりの柔らかい軟マンガン鉱、重みがある場合は見た目での識別は困難です。結晶の集合がとても美しくきれいなコレクションになります。原産地は Ilfeld, Harz, Germany。