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名前 | 菫青石/コーディエライト(アイオライト) Cordierite(Iolite) |
分類 | 珪酸塩鉱物 (サイクロ型) |
グループ | |
化学組成 | (Mg,Fe)2Al4Si5O18・nH2O |
結晶系 | 斜方晶系 |
硬度 | 7-7.5 |
比重 | 2.60-2.66 |
屈折率 | 1.53-1.57 |
色 | 青色(菫青色)が代表的ないろ。角度によって灰黄色、無色 |
光沢 | ガラス光沢 |
劈開 | 明瞭 |
断口 | 貝殻状 |
条痕 | 白 |
宝石の原石としては有名ですが鉱物コレクターにとっては意外と一般的な鉱物ではなくお持ちの方は少ないようです。その色合いから、ウォーター サファイアとも言われ古い名前なのですが今でも使われています。アイオライトは宝石の原石としての呼名で正しい名前はコーディエライト(菫青石)です。成分はマグネシウムとアルミニウムの珪酸塩鉱物で最大の特徴は見る角度によって色が変わってしまう極端な多色性を示すことで結晶軸の方向により灰黄色、無色に近い淡青色、青色(菫青色)に変化します(三色性)。人の目に感じない程度でしたら多くの鉱物が多少は多色性を持っていますがハッキリとその変化を見ることが出来るのはアイオライトやゾイサイト類などの一部の鉱物です。 硬度は7から7.5で宝石や彫刻に多く利用されています。漂砂鉱床中に礫状で発見されることが多くスリランカでは川の砂礫中から宝石用の原石が多くとれています。かわったところでは京都府桜天神の桜石も同じ鉱物には見えませんが菫青石で収集家には人気があります。標本市場にはあまり出ていませんが宝石の産地モゴックからは主に石英と雲母の等粒状の片麻岩中にたいへん質の良いアイオライトがでています。 |
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